乱視とは、目からの距離に関わらず、見るもののピントがすべて合わない状態を指します。その度合いによっては重度の肩こりや頭痛の症状が現れることもあり、生活に支障をきたすレベルになってしまうこともあります。
乱視の原因とは?
角膜や水晶体の歪みが原因で起こる症状で、光の屈折率がズレてしまうことにより、ピントが合わなくなります。遺伝的な要因が大きいと考えられています。また、胎児の時期に逆子だった、あるいは帝王切開で生まれたなどの理由で角膜に異常が現れ、乱視になってしまうこともあるようです。また、白内障の手術や逆さまつ毛、あるいは目を酷使することによって角膜が弱り、乱視になったり、長時間のパソコンの操作により、水晶体に変形が起こって後天的に乱視の症状が現れることもあります。普段から長時間のパソコン操作を行う方は、最低でも1時間に1回は休憩を入れ、目を休ませる時間を作りましょう。
乱視用のカラコンはあるの?
乱視矯正を目的として使用するコンタクトレンズの場合では、常用タイプではハードレンズ、ワンデータイプや2ウィークタイプなどではソフトレンズの製品も存在しています。乱視に対応しているカラコンもありますが、このような製品を購入する際には、度数だけでなく、乱視の度合いによって付けるべきカラコンが変わってきますので眼科で検査しご自身の乱視の状態をよく把握しておく必要があります。乱視の方は、ピントが合わないカラコンを使い続けているうちに乱視が悪化したり、乱視に加えて近視を併発することもありますので、必ずご自身の乱視の状態に合わせて、きちんとピントが合うカラコンを選ぶことを心がけましょう。乱視用のカラコンは近視用のカラコン以上にご自身にあったものを選ぶ必要があるのでご注意ください。