遠視とはなんでしょうか？このような質問を受けた時、あなたならどのように答えるでしょうか？おそらく「遠くにあるものがよく見えて、近くにあるものが見えない状態」と答えるのではないでしょうか？実はそれは間違いなんです。
遠視の本当の意味って？
遠視とは、目が本来持っている屈折力が弱いため、遠い近いに関わらず、ものが良く見えていない、いわゆる”ピンボケ”の状態を言います。また、遠視が進むと目の調整機能を酷使することになり、疲れ目などの症状が現れやすくなります。では、遠視の原因はどこにあるのでしょうか？その原因の多くは遺伝にあると考えられており、予防方法がないため、症状が現れた時点で矯正用の眼鏡などで治療を行う必要性が出てくることもあります。
遠視用のカラコンってあるの？
日本の高度管理医療機器となっているカラコンは近視用のものがほとんどですが、遠視用のカラコンもあります。近視用と同じ度ありカラコンです。ただし、遠視用のカラコンは全般的に価格が高額となっていることが多いようです。また、近視用のカラコンは度数の表示が「-1.00」などマイナスで度数を表しますが、遠視用のカラコンは「+0.50」などプラスによって度数を表します。
遠視用のカラコンを購入する前に
遠視用のカラコンを購入するには、近視と同じようにご自身の度数を知っておかなくてはなりませんので、購入前にまず眼科で検査をしてもらわなくてはなりません。少々面倒かもしれませんが、それを行わない限りご自身の正確な度を知ることはできません。近視と同様に1回目は眼科でカラコンを購入しなければなりませんが、度数やベースカーブなどの情報が分かれば、2回目以降は通販などでお気に入りのカラコンを購入することができるようになります。ただし、年をとるにつれ、遠視の度数が変わることがありますので、煩わしいと感じても定期的に眼科で検査を受け、ご自身の度を正確に把握しておきましょう。それが結果的に、あなたの目の健康を守ることになります。
