視力矯正用の透明なコンタクトレンズのは度なしがありません。必ず度が入っています。カラコンは視力補正はせず瞳の印象を変えるためだけの度なしと、瞳の印象を変えてさらに視力補正もできる度ありカラコンがあります。度ありカラコンの度数には幅があり、PWR(パワー)という数値で示されています。PWRは±という記号で表記され、たとえば度が入っていない場合では、PWR±0.00という表示になり、度付きの場合ではPWR-1.00、PWR+2.00のような数値となります。また、ゼロから数値が遠ざかるにつれ、度が強くなります。
PWR(パワー)をもっと詳しく
カラコンのPWRは、「屈折度数」を表す数値です。屈折度数とは、簡単に言ってしまうとピントが合う度数を指し、角膜や水晶体で光が屈折したときにものを認識することのできる機能を指します。つまり、この機能が正しく働かなくなるとピントが合わずにものがぼやけて見えることになるということです。また、屈折度数は視力とは異なりますので、同じ視力であったとしても、屈折度数が同一であるとは限りません。
PWRが合わないカラコンを使い続けていると?
常に目に余分な負担がかかることになり、眼精疲労や視力低下などの症状が現れることがあります。さらに、肩こりや腰痛などの症状が現れるほか、目つきが悪くなるなどの弊害が現れることもあります。
自分にあったPWRのカラコンを見つけるためには?
正確なPWRをご自身で知るのはほとんど不可能です。眼科で検査を受けることで分かります。カラコンを使用している方の中には、眼科での検査をめんどくさがったり、嫌がったりする方がいますが、目は一生使うものですし、万が一のことがあっては大変なので自分にあった度数、ベースカーブを診察してもらいます。すでに眼科で診察を受けていても、現在お使いのカラコンでピントがぼやけたり、眼精疲労や視力の低下が起こっている方は、眼科で診察を受けてみましょう。もしかすると、今お使いのカラコンのPWRがあなたに合っていないのかもしれません。定期的に診察を受けることをオススメいたします。