皆さんは、CTと聞くとなにを思い浮かべますか?多くの方は「CTスキャン」と答えるのではないでしょうか?ですが、カラコンにおけるCTは、スキャンとは全く別の意味です。
カラコンのCTってなんのこと?
カラコンにおけるCTとは、レンズの中心部分の厚さを意味しています。この厚さは、製造メーカーによってばらつきがありますが、通常、BC、PWR、DIAの規格によって自動的に決定されるようです。
カラコンは視力矯正用コンタクトレンズよりも厚みがある?
視力矯正用の透明なコンタクトレンズのは1枚のレンズで構成されていますが、カラコンはレンズの内部に色素や柄を取り込むことが必要となるため、3層構造のサンドイッチ製法などが採用されています。このため、視力矯正用コンタクトレンズよりもカラコンのほうが、若干分厚い構造となっています。カラコンには含水率が高い製品と低い製品がありますが、含水率50%以上の製品になると、レンズ自体が必要とする水分量が多くなりますので、レンズが厚くなるという特徴を持っています。また、度数によって厚さが異なることもあります。さらに、乱視用や度ありカラコンでは、一般的なカラコンよりも厚みがあるようですが、厚みの数値が表示されている製品は少なく、購入する段階でレンズの厚みを確認することは難しいです。
薄いカラコンを購入したい場合には?
色素をレンズとレンズの間に挟んだサンドイッチ製法を採用しているカラコンの場合では、どうしても厚みが出てしまいますが、1枚のレンズの中に色素を閉じ込めるキャストモールド製法を採用しているカラコンの場合では、サンドイッチ製法のカラコンよりも薄いという特徴を持っています。厚みが薄いカラコンをお探しなら、キャストモールド製法で製造されている製品を探してみましょう。また、長期装用のカラコンはこすり洗いに耐えるため厚く作られる傾向があります。そのため、マンスリーや2weekのカラコンよりも、こすり洗いなどのケアが不要なワンデータイプのカラコンの方が薄いことが多いです。